膠原病 SLE 完治

膠原病の一種であるSLEの完治について

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全身性エリテマトーデス(SLE)は自己免疫疾患である膠原病の一種です。
一般的に免疫は、細菌やウイルスから身体を守る働きをし、その際に自分の細胞は傷つけないという仕組みになっています。
しかし、何らかの原因でその仕組みが異変を起こし、免疫細胞が全身の臓器を攻撃するようになったものを膠原病と呼びます。
膠原病の一種であるSLEの患者は90%以上が女性で、さらに月経のある年代が多いことから女性ホルモンが関係している可能性も指摘されています。
SLEでは、全身倦怠感、体重減少、発熱など全身の炎症から現れる症状と、皮膚や粘膜にあらわれる症状はほぼ全ての患者に見られます。
最も特徴的な症状は、蝶形紅斑と呼ばれる蝶が翅を広げたような形をした発疹が両頬に現れることです。
病気の原因は免疫の異常であるとされていますが、詳しいことは未だ解明されていません。

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発症の原因が解明されていないと言うことは完治は難しいと言うことです。
SLEはかつては5年生存率が50%程度であり、不治の病とされ多くの方が数年で亡くなっていました。
しかし副腎皮質ステロイドが治療薬として登場してからは、症状のコントロールが大きく進歩し、現在では5年生存率95%以上となってきています。
予後を左右する重篤な症状としては、子宮体腎炎(ループス腎炎)が起き、重症化すると腎不全を起こして透析が必要になってきます。
また、中枢神経の症状もSLEを代表する重篤な症状であり、妄想、見当識障害、うつなどの精神症状やけいれん、脳血管障害が起こります。
SLEのような膠原病を完治させる方法は現段階では、まだ解明されていないため、完治ではなく寛解と考えて、症状をコントロールしながら病気と生涯付き合っていくことが大切になります。
完治は難しいとされていますが、薬でコントロールして日常生活を送ることは十分可能な病気だと言われています。
しかし、副腎皮質ステロイドは治療薬としてとても有効ではありますが、副作用も大きいため、慎重に使用しなければいけません。
症状が治まったために完治したと解釈して勝手に薬の使用をやめると、非常に危険な症状が現れることがあります。

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